採用管理システムに掛かるコスト

少子高齢化の影響で、新卒採用者が募集定員に届かなかったり、せっかく雇用しても1年以内の早期離職が増加しているため、多くの企業では中途採用でその要員不足を解消せざるを得ない状況が続いています。そのため、採用担当者は、年中、採用業務に追われており、本来取り組むべき、早期離職の原因分析や採用基準の見直しに手が回らない状況に陥っています。また、中途採用においても、採用基準が適正なものか否かを分析するに至っていませんから、実際に会社にとって有益な人材を確保できているのかが明確になっていません。こういった状況が続くと、社員の質を維持する事さえ難しくなってくるので、負のスパイラルに陥る前に適切な対策が必要です。そこで、こういった状況を打破するため、採用管理システムを導入する企業が増えているのです。

採用管理システムの概要とメリット

社員を採用するためには、募集広告の作成から、選考試験の実施、内定通知の発送及び内定者に対する事前研修など、様々なプロセスが必要となります。採用担当者は、それぞれのプロセスにおける進捗状況を把握し、進捗管理を行っていかなければなりませんが、特に中途採用の場合は、様々な媒体から応募者があるので、とりまとめだけでも多くの労力を必要としています。システムでは、様々な媒体を通じて応募してきた者をデータベース上で一括管理しますので、採用業務に掛かる労力を大幅に削減することができますから、採用担当者は、採用基準や採用計画の見直しに傾注することができるようになります。また、その結果、真に会社に有益な人材を確保することが可能となりますので、導入するだけのメリットはあるものなのです。

採用管理システムの導入に掛かるコストについて

採用管理システムを導入するに当たっては、当然、そのメンテナンス料も含めコストが掛かってきます。システムの内容や規模にもよりますが、概ね月額5万円から20万円程度が相場となります。これに対して、中途採用者を募集するために掛かるコストは、1人当たり30万円から50万円程度と言われています。また、新規採用であれば、1人当たり40万円から50万円のコストが掛かっています。これだけのコストを掛けて採用した人材が1年以内に退職すると、全ては無駄になりますから、システムに掛かるコストは、先行投資として十分に費用対効果に見合うものであると考えられます。企業の財産は人材であると言われています。したがって、財産となり得る優秀な人材の確保については、ある程度のコストは必要なのです。